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断熱リフォームの硬質発泡ウレタンと軟質発泡ウレタンのメリットデメリット

断熱リフォームの硬質発泡ウレタンと軟質発泡ウレタンのメリットデメリット 11月の下旬から2月までの期間が冬であり、平均気温が15度以下になるため過ごしやすい環境を作るために室内を暖房で温める必要があります。

暖房を使う場合において灯油もしくは電気を常に使い続ける必要があるため、どうしてもコストがかかってしまうことが問題です。


そこで省エネ対策として、リフォームにおいて需要が増えているのが断熱材です。断熱材をリビングやお風呂場などの構造に合わせて外壁に貼ることによって、室内の温度を外に逃がさないことで暖房効率を上げてくれます。

さらに室外の温度も室内に入ることを防ぐので、夏場の気温が高い時にも冷房効果を上げてくれます。

室内の温度を外に逃がさないことで暖房効率を上げてくれます そんな断熱材には多くの種類がありますが、最も利用される材質というのがウレタンです。ウレタンは原油を原料として製造されるウレタン樹脂を使った素材であり、そのウレタン樹脂に発泡剤などの添加物を加えて板状にしたのが発泡ウレタンになります。

もっとも使われる理由としては、断熱材として標準的な性能を持つことそして原料が原油なので大量生産しやすいことから安価というのが理由です。そんな発泡ウレタンには、硬質発泡ウレタンと軟質発泡ウレタンの2種類が存在します。

硬質ウレタンは発泡剤だけを入れて作った素材
硬質ウレタンは発泡剤だけを入れて作った素材であり、ウレタンの中に含まれている泡がばらばらに分かれているため割れにくいです。ウレタン同士の密着が強いことから水を通しにくく、雨や湿気に強いためカビが生えにくく耐久性が強いです。


カビが生えやすい その反面としてこの素材は新しく開発されたことで数が少ないことから、性能は高いのですがグラスウールやロックウールに比べて値段が高くなります。

軟質発泡ウレタンの場合は発泡剤のほかに泡を整える整泡剤や触媒などを添加して作る素材で、硬質と違い泡が均等にウレタンと混ざり合っているため軟らかいです。

その特性から住宅の角など板状の断熱材が張りにくいところにも、軟質であればその特性を生かして柔軟に対応することができます。ただ泡が均等に混ざり合っていることで吸水性が強く、雨が多く降る湿度が高い土地だとカビが生えやすいため不向きです。